小川の
こだわり

一、ブレンドに小川の技の極意あり

そば粉の個性を
極限まで活かす小川のブレンド

そばには品種や産地によってさまざまな個性があります。例えば、国内最大の産地である北海道の「キタワセソバ」は黒褐色で食味の良い優良種、地元山形「最上早生(もがみわせ)」は香り豊かでコシ・甘味が強い。

山形産でも「でわかおり」は、同じく甘みが強いが見た目に白い…。厳密に言えば、同じ産地の同じ銘柄でも生産者によって味は微妙に変わります。小川はそばの個性を活かしながら製品ごと、季節ごとに最適な配合でブレンドし、一年を通して安定した美味しさをお届けいたします。

また、品質を保つために低温貯蔵し、「粉焼け」を防ぐために麺製造の直前に石臼挽きをするなど、そばの気品ある香りをご堪能頂けるよう、下ごしらえの各段階から細心の注意を払っております。

一、ブレンドに小川の技の極意あり

この食感の為に
小麦のブレンドは世界を股にかけ…

小川で使用する小麦は世界各国からやってきます。軟らかい弾力特性が特徴のヌードルブレンド小麦「A.S.W(オーストラリア・スタンダード・ホワイト)」を中心に、アメリカ、カナダ及び、オーストラリア産の灰分の少ない上質の小麦を製品や季節に合わせてブレンド、使用しております。

小麦は小川のすべての製品に使用する大切な原材料です。優れた製麺特性を持つ小麦は、小川の麺に特有のなめらかでもちもちした食感を与えます。

二、最新設備にしっかり息づく職人技

厳しい冬にも麺を優しく育む
環境を作ってみた

小川の工場は麺を育むことを最優先に作られています。例えば、工場にはそばと白物それぞれに全長1キロの乾燥室を整備し、麺はその中を一昼夜ゆっくり移動しながら乾燥していきます。

その過程で大切なのは温度と湿度の管理、特に冬の結露は大敵です。山形の厳しい冬に耐えるため、乾燥室は気象の影響を受けにくい建物の中央に設けられ、周りを監視用の通路が取り囲みます。

さらにその通路にも湿度と温度を適正に保つための工夫をしています。麺はまさに職人に見守られながら育まれるのです。

二、最新設備にしっかり息づく職人技

美味しい麺を育むために
現代の職人がすべきこと

厳選した原料から良質の製品を安定して作りあげるため、最新設備の導入は大切です。しかし、私たちはひとつひとつの製造工程を機械だけに頼らず、私たちの「手」で品質管理を行いながら製造しております。

小川では工場をフル稼働させません。梅雨と猛暑の時期には蕎麦の製造を行ないません。細心の注意を払っても品質を維持するのが難しいからです。私たちはこの時期を重点的に機械の保守点検や、研究や技術開発を重ねる時間に当てております。

効率を優先せず、より一層お客様に愛される製品づくりを心がける小川の姿勢です。優れた機材や衛生的な環境は大切ですが、それらを操り製造に携わるのは「現代の職人」です。職人は小川の財産です。

職人に培われてきた伝統の味をそのままに、安心していただける製品を食卓へお届けすべく、日々精進いたします。

三、たゆまざる品質競争が信頼関係にもコシを与える

価格競争は自滅の道。
品質競争は繁盛の道。

この言葉は小川製麺所二代目小川政治郎の信条です。日々研究を重ね、常に良質製品を食卓へお届けする。弊社はこれを使命・目標に掲げております。

製品の原料、包材から製造、流通にいたるまで、臨機応変な品質管理体制を確立し、製品の安全性確保をお約束します。小川は、そのようにして築き上げたお客様との信頼関係の上に、小川ならではの美味しい麺を皆様の食卓にお届けいたします。

2代目社長 小川政治郎の日記帳に書かれていた『信条』
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